先日お見えになった
Yさま、1ヶ月半ぶりにメンテナンスに来られました。
「体調はいかかですか？」
「今はらくになっています。でも治療が3月末までかかりそう」「3月ですか～～、夏は暑いですが、ウィッグで乗り切らないとダメですね」「やっぱり」
「ウィッグがロングなので、発毛してきたらヘアカットをしながら、考えましょう」「その時はお願いします」「はい！」
抗がん剤治療のお客様は初めていらっしゃった時はみなさんあまり元気がありません
病気のことと、脱毛・・・テンションが下がって当然です
でも、治療にはいり一段落すると、病気の目途がつき回復に向かってくると、意識は8割ヘアスタイルや眉毛、まつ毛、爪などが気になってくるそうです。Yさまいわく、「こうして相談にのってれるところがないのよ。かといって、短い髪の毛で普通の美容室に行くわけにもいかないし、事情を説明するのも大変でしょう？」「たしかに・・・・」
いつも感じることはお客様との距離感がないのです
初対面でもなんでもはなしてくれたりします
人、それぞれのドラマがあり、決して普通の美容室では見ることのできない、人の優しさや強さを教えていただきます。
帰り際に「また、電話して来月来ます」と深々と頭を下げて帰られました。
人のお役にたてる仕事・・・この仕事をはじめてよかったといつも感謝しています
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