抗がん剤治療をするってなったらまず気になるのが、髪の毛のこと。
脱毛するとなると、自然とウィッグを買わないと!って思いますよね?
ただ、どこの部位のがんなのかによって脱毛具合が変わってくるって知ってました??
ほとんどの方は知らないんじゃないかな??
病院の先生は、「抜けます」と言います。
なぜか、、
「抜けない」と言って抜けた場合、矛先がその先生に向くから。。
「抜ける」と言えば抜けなかった場合、「抜けなくてよかったね」って言えるでしょ?
安全パイです。。
例えば、
乳がんの場合はほぼ抜けますが、
子宮頸がんの場合は残る可能性があるんです。
ある看護師さんに、
「乳がんと子宮がんと使う薬は一緒なのに、なんで抜けたり抜けなかったりするんですか??」
って質問したんです。
帰ってきた言葉が、
「乳がんと子宮がんとは確かに使う薬は一緒なんやけど、使う分量が子宮頸がんの場合は少ないねん。だから抜けへん場合があるんじゃないかな?でも、子宮がんでも、子宮体癌は乳がん並みに使うから脱毛するはずやで。」
確かに、僕自身これまでにたくさんの患者さんを見てきました。
その中でも、子宮体癌の方は乳がんなみに脱毛してたんです。
子宮頸がんの場合は僕の担当した患者さんの中の6〜7割ほどが
少なくはなったものの、かろうじて帽子で隠せるぐらいは残っていました。
やらしい話、
ウィッグ業としてはフルウィッグを買ってもらう方がいいんですけど、
使わなかったら勿体無いだけやと思うんです。
そう思いません??
よくね、「商売しろよ!笑」って言われるんですけど、
いらないものはいらないんで。。笑
先日来てくれた方も、
この先もしかしてもっと脱毛するかもしれないけど、
今の状態を見ているとまだまだ髪の毛が頑張って毛根にくっついてくれてるって状態やったんです。
残りの治療回数を考えても多少残るんじゃないかな?って思うぐらい。
ご本人はフルウィッグをかぶる覚悟できていたんです。
でもね、内心は、、、
暑いやろうし、普段の癖がないやろうから絶対に不自然に見えるやろうしって不安やったんじゃないかなって。。
あくまで僕自身の考えですけど、
フルウィッグを無理してかぶるよりもハーフウィッグでカバーする感じもアリなんじゃないかって思ったんでお伝えし、試しに装着してみたんです。
※ハーフウィッグは頭頂部のみをカバーする部分的なウィッグのこと
そしたら、、
「これにするわ!」
この言葉が出た時のお客さんの笑顔がまたすんばらしかったんですよ!
一気に不安が取れたのかな?って勝手に思ってるんですけどね。。笑
なんせ、自意識過剰なもので。。笑
当日に持って帰るとは思いもよらず、
見るためのウィッグ以外何も用意していなかったんですぐにカットの用意をして、部分ウィッグとじげとの調整カットをしたんです。
実際つけてカットしていくと、最初は長さのバランスがぐちゃぐちゃなんですけど、
ちょっとずつ合っていくんです。
最終的にマッチした時は僕自身も正直ほっとします。。
大体の方が来られた時の顔よりも帰る時の顔の方が笑顔になってくれているので、勝手に満足してもらえたんやなって思うようにしています。笑
だからね、
ウィッグを買う時は本当にフルウィッグが必要なのか、ハーフウィッグでもまかなえれば半額以下で済むかもしれないんですよ。
実際抜けるかどうかわからない場合は、


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